フジトモ島の冒険Adventures on Fujitomo Island

🌟 第51話「ともいぬ参戦!家まるごと大冒険〜フジトモ号、第二章の船出!」


朝の港に停泊するフジトモ号。
海面に朝日がきらめき、波がゆるやかに船体を揺らす。

甲板に現れたのは、しなやかな体をくねらせるともりゅう。
日本古来の龍、その瞳は未来を見据えている。

「ともねこよ、いよいよ今日から第二章じゃ」
「にゃふ…今度は、もっと大きな工事に挑むニャ」

そう話す二人の前に――

「ワンワンワーーン!!!」

元気全開、しっぽを振りまくりながらともいぬが飛び込んできた!

「オレの出番ワン!元気と笑顔は任せるワン!」
「説明はわしに任せろ」
「心のことなら、わたしにニャ」

三匹がそろった瞬間、甲板に新しい風が吹き抜ける。
フジトモ号、波動MAXの布陣だ。

🚪 今日の依頼

築30年のお宅。
• 冬になると お風呂が冷蔵庫みたいに寒い
• キッチンは狭くて暗い、料理のやる気が出ない
• 外壁はひび割れ、雨がしみてきて不安

おばあちゃん・ご夫婦・小学生の息子くんが住む家。
でも、お父さんはため息まじりに言った。
「数百万もかかるんだろ…やっぱり無理かもしれないな」

一気に空気が沈む。

❄️ 氷の風呂ダンジョン

ともいぬ、勢い余って浴室に突撃!

「つめたっ!!ここ、冷蔵庫ワン!!!」
家族が笑う。
「ほんと、夜は凍えそうなんです」

ともりゅうが語る。
「段差をなくして浴室を断熱すれば、“冷蔵庫風呂”は“温泉タイム”に変わるぞ」

ともねこがそっと添える。
「おばあちゃんも、安心して入れるニャ」

🍳 暗黒キッチンアリーナ

暗い台所で、ともいぬが首をかしげる。
「ここ、料理じゃなくて修行ワン!」

お父さんが苦笑する。
「好きだけど、狭くてやる気が続かないんだ」

カトーが一歩前に出る。
「キッチンは家族のステージ。
料理は“義務”じゃなく“楽しみ”にできる空間に変えましょう」

お母さんの目が輝いた。
「それ、欲しい…!」

🛡 外壁=家の鎧

外に出ると、壁のひびと雨じみが目立っていた。
息子くんが小さな声で言う。
「帰ってくると、ちょっと暗い気分になるんだ」

ともりゅうが言葉を添える。
「外壁は家の鎧。色と素材を変えれば、“帰りたくなる家”になる」

ともねこがにっこり。
「眠りも静かになって、毎日が変わるニャ」

💸 迷いと突破

テーブルに並んだ見積もりを見て、お父さんは頭を抱えた。
「やっぱり金額が…決められない」

沈黙。

そのとき――
ともいぬが立ち上がり、しっぽを振って叫んだ。

「オレ、今日ぜんぶ見たワン!
この家、直したら絶対楽しくなるワン!」

ともねこが続ける。
「“ありがとう”って言葉が増える家になるニャ」

そしてカトーが熱くまとめる。
「リフォームは家を直すんじゃない。
“人生をもう一度スタートさせるスイッチ”なんです!」

その言葉に、お父さんの目が変わった。
「……よし、未来に投資しよう」
家族全員が顔を見合わせ、笑顔になる。

🌅 エンディング

夕暮れの港。
ともりゅう「導きは任せよ」
ともねこ「心はわたしが受け止めるニャ」
ともいぬ「笑顔にするのはオレだワン!」
カトー「フジトモ号、第二章の大冒険に出航だ!」

帆が上がり、波がきらめく。
フジトモ島の冒険、第二章スタート!


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