フジトモ島の冒険
― 暮らしの中の再出発の物語 ―
フジトモの福祉用具専門相談員と、お客様との関わりを描いた物語です。
今回は、手すりを握ることが難しくなった佐和子さんが、自分に合う手すりと出会い、自宅のトイレを使い続けるお話です。
※この物語はフィクションです。登場する人物名・エピソードは架空のものです。

佐和子さん(仮名)は、
自分でできることは、できるだけ自分で続けたい。
そんな想いを大切にされている方です。
リウマチのため、手の指を曲げづらく、
ものを握る動作が難しくなってきていました。
さらに、足の筋力も大きく低下し、
トイレでの立ち座りがつらくなっていました。
手すりはあるのに、使えない
トイレには、もともと手すりがついていました。
けれど、佐和子さんは手が痛く、
その手すりを握ることができません。
立ち上がるために、何かにつかまりたい。
でも、手すりにはつかまれない。
そこで手をかけていたのが、
トイレットペーパーホルダーでした。
ところが、体重をかけたことでホルダーが壊れ、
転倒してしまったのです。
自宅のトイレを使うことを、
もう諦めなければいけないのだろうか。
佐和子さんが、そう思うようになった出来事でした。
「握る」以外の支え方を考える
自分でできることを、これからも続けたい。
フジトモの福祉用具専門相談員は、
佐和子さんのその想いを受け止め、
これまでの経験と知識をもとに、手すりの選定をしました。
手すりがあっても、
使う方の身体に合っていなければ、支えにはなりません。
佐和子さんに必要だったのは、
痛む手で強く握らなくても、身体を支えられる方法でした。
そこで選んだのが、
「ベスポジBPZ プッシュ手すり」です。
手のひらで押して、立ち上がる

【商品画像は形状を説明するためのイメージです。】
この手すりの特徴は、
手のひらを置いて、押すように身体を支えられる
「プッシュアップ形状」です。
指を曲げて握り込む動作とは違い、
手のひらで手すりを押しながら、立ち上がりを支えます。
佐和子さんは、この手すりをレンタルしたことで、
ご自宅のトイレを使い続けられるようになりました。
諦めなければと思っていたことが、
道具を変えることで、続けられたのです。
「自分でできる」を支えるために
自宅のトイレを、自分で使い続けたい。
その想いを支えるには、身体と暮らしに合う道具を考えることが大切です。
どんな動作がつらいのか。
どのような支え方なら使えるのか。
そして、ご本人が何を続けたいと思っているのか。
難しくなったことも、方法を変えれば続けられるかもしれません。
すぐに諦める前に、どうしたらできるかを一緒に考える。
これからもフジトモは、
その人らしい暮らしを支えるお手伝いをしていきたいと思います。



